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陳情書・請願書のテンプレート|書き方・例文・記入例を見本画像で解説

自治体によっては請願書や陳情書の記入例が案内されていることがありますが、 請願も陳情も、全国で完全に統一された1つの決まったフォーマットがあるわけではありません。
ただし、件名・要旨・理由・提出者情報 など、書き方には一定の共通ルールがあります。
議会ドットコムでは、その共通ルールを踏まえつつ、 請願は請願書、陳情は陳情書としてそれぞれの書式で文書を作成しています。

陳情書・請願書とは

陳情書とは

陳情書は、個人や団体が、地域の課題や改善してほしいことを 議会に伝えるための文書です。 道路、防災、子育て、福祉など、身近な要望を届ける際に利用できます。

陳情は、通常、紹介議員を必要としません。 詳しくは、陳情とは?で解説しています。

請願書とは

請願書は、議会に意見や要望を届けるために提出する文書です。 件名、要旨、理由、提出者情報などに加え、 通常は紹介議員欄を記載します。

請願は、通常、紹介議員が必要です。 詳しくは、請願とは?で解説しています。

陳情書と請願書の違い

主な違いは、紹介議員が必要かどうかです。 請願は通常、紹介議員が必要ですが、 陳情は紹介議員を必要としない場合が多くなっています。

受理後の審査方法や取扱いは議会によって異なるため、 詳しくは、陳情と請願の違い もあわせて確認してください。

どちらを選べばよいか

紹介議員を依頼できる場合は請願、 紹介議員を立てずに提出したい場合は陳情が、一つの目安です。 どちらが必ず有利というものではありません。

提出先によって必要事項や取扱いが異なるため、 議会の案内を確認し、迷う場合は議会事務局へ問い合わせてください。

陳情書・請願書のテンプレート

全国共通の決まった様式はない

陳情書・請願書には、全国で完全に統一された1つのテンプレートがあるわけではありません。 ただし、多くの場合、表題、日付、宛名、提出者情報、件名、要旨、理由を整理して書きます。

請願の場合は、これに加えて紹介議員欄が必要になるのが一般的です。 陳情の場合は、通常、紹介議員欄は不要です。

このページでは、議会ドットコムで作成される見本画像をもとに、 陳情書・請願書の記入項目と書き方を順番に確認できます。

Word・PDF様式と基本フォーマット

陳情書は、必ずしもWordで作らなければならないわけではありません。 ただし、自治体や議会がWord形式の様式を公開している場合は、その様式に沿って作成すると確認がスムーズです。

指定の様式がない場合でも、件名、要旨、理由、提出者情報などが整理されていれば、 印刷した文書やPDFとして提出できる場合があります。 提出前には、提出先の議会が指定している書式や必要事項を確認しておくと安心です。

陳情書・請願書に必要な項目

見本画像で全体を確認する

下の画像は、議会ドットコムで作成される請願書の見本です。
陳情書も基本の構成は近いですが、陳情では通常、紹介議員欄は表示されませんが、請願では紹介議員欄が表示されます。
画像内の ①〜⑦④の中の a〜g を順番に見ていくと、 文書のどこに何を書くのかがわかりやすくなります。

請願書の見本画像
※画像をタップ・クリックすると拡大できます。

見本画像の①〜⑦を詳しく確認する

① 表題

表題は、その文書が請願書または陳情書であることを示す部分です。
議会ドットコムでは、請願を選んだ場合は「請願書」、陳情を選んだ場合は「陳情書」として出力されます。

② 提出日

提出日を記入する欄です。
印刷後に、令和○年○月○日 の形で記入します。

③ 提出先・宛名

提出先の議会の議長名が入る部分です。
たとえば都議会なら「東京都議会議長 様」、市議会ならその市議会の議長名が入ります。

④ 提出者情報

提出者に関する情報を記入する欄です。
この中にある a〜g が、 住所、氏名、電話番号、紹介議員欄などの項目です。
請願では紹介議員欄が表示されますが、陳情では通常表示されません。

a〜g の意味
  • a. 住所:提出者の住所です。郵便番号を含めて記載します。
  • b. 法人・団体名:法人や団体として提出する場合に記入します。個人の場合は空欄で構いません。
  • c. 氏名欄:提出者の氏名(法人の場合は代表者名)を記入する欄です。多くの議会では自筆での記入が求められるため、印刷後に記入します。
  • d. 押印欄:氏名欄の横の押印欄です。印刷後に押印します。
  • e. 紹介議員欄:請願の場合に表示される欄です。陳情では通常表示されません。
  • f. 紹介議員氏名欄請願の場合のみ使用する欄です。紹介議員に氏名を記入してもらいます。
  • g. 紹介議員の押印欄請願の場合のみ使用します。紹介議員に押印してもらいます。

⑤ 件名

何についての陳情・請願なのかを簡潔に示す部分です。
たとえば、請願なら「上野公園のトイレの改善 に関する請願」、 陳情なら「上野公園のトイレの改善 に関する陳情」 のように、テーマがひと目でわかる形にします。

⑥ 要旨

「何を求めるのか」を短くまとめる部分です。
長く書きすぎず、求める内容を一文ではっきり書くとわかりやすくなります。

⑦ 理由

なぜその要望が必要なのかを説明する部分です。
現状の課題、困っていること、改善が必要な背景を書くと伝わりやすくなります。

陳情書・請願書の書き方

件名の書き方

件名は、要望のテーマがひと目でわかるように簡潔に書きます。
請願なら「〇〇に関する請願」、陳情なら「〇〇に関する陳情」の形にすると整理しやすいです。

要旨の書き方

要旨は、「何をしてほしいのか」を短くまとめる部分です。
長く書きすぎず、求める内容を明確に書くのがポイントです。

理由の書き方

理由は、なぜその要望が必要なのかを説明する部分です。
現状の課題、住民や利用者の困りごと、改善が必要な背景を書くと伝わりやすくなります。

請願書で追加確認する項目

請願書では、件名・要旨・理由・提出者情報に加え、 通常、紹介議員に関する記載が必要です。
紹介議員欄には氏名や押印欄が設けられている場合がありますが、 必要な記載内容や押印の取扱いは議会によって異なります。

陳情書では、通常、紹介議員欄は必要ありません。 提出前に、提出先の議会が指定する様式や記入方法を確認してください。

紹介議員への依頼と確認

紹介議員は、請願の内容に賛同し、 議会へ紹介する議員です。 通常は、提出先の議会に所属する議員へ依頼します。

依頼する際は、請願の趣旨・要旨・理由を説明し、 紹介議員欄の記載方法も確認してください。
紹介議員の探し方や依頼の流れは、 紹介議員とは? で詳しく解説しています。

記入例

件名・要旨・理由は、次のように役割を分けて書くと整理しやすくなります。

件名:公園の安全対策に関する請願(陳情)

要旨:公園内の老朽化した遊具の点検と修繕を進めてください。

理由:利用者が多い公園で遊具の劣化が見られ、子どもが安心して遊べる環境を確保する必要があります。

より多くの文例は、 陳情書・請願書の例文 で紹介しています。

書くときの注意点・よくある失敗

書き方の基本を押さえていても、内容の整理や確認不足によって、 求めることが伝わりにくくなる場合があります。 ここでは、陳情書・請願書で起こりやすい失敗と改善のポイントを整理します。

要望を一つの文書に詰め込みすぎる

一つの陳情書・請願書に、関連の薄い要望をいくつも詰め込むと、 何を優先して求めているのか分かりにくくなります。
要望ごとに文書を分けると、 内容を整理しやすく、議会にも趣旨が伝わりやすくなります。

件名が長く、何を求める文書か分かりにくい

件名に背景や経緯まで盛り込むと、 何を求める文書か一目で伝わりにくくなります。
「○○に関する陳情」のように、テーマが分かる短い表現にする のがポイントです。

要旨と理由に同じ内容を書く

要旨と理由に同じ説明を繰り返すと、 文書が長くなり、内容の役割も分かりにくくなります。
要旨には「何を求めるか」、理由には「なぜ必要か」 を分けて書くと整理しやすくなります。

理由が感情や意見だけになっている

理由が感情や意見だけでは、 課題の状況や必要性が十分に伝わらない場合があります。
困っている事実、具体的な影響、改善が必要な背景 を添えると、内容が伝わりやすくなります。

請願書の紹介議員欄が未記入になっている

請願書には、通常、紹介議員欄への記入が必要です。 必要な記入や確認を済ませないまま提出しないよう注意してください。
紹介議員の探し方や依頼方法は、 紹介議員とは? で詳しく解説しています。

提出前チェックリスト

  • 件名は簡潔に書く
  • 要旨は短く、何を求めるのかを明確にする
  • 理由では背景や必要性を書く
  • 住所・氏名・電話番号など提出者情報を確認する
  • 請願では紹介議員欄の記入と押印が必要になる
  • 提出先議会ごとの案内や必要書類も確認する

陳情書・請願書はどう作る?

陳情書・請願書は、件名・要旨・理由・提出者情報を整理して作成します。

議会ドットコムでは、要望内容を入力して請願または陳情を選ぶと、文章をそれぞれの書式に整え、PDFとして保存・印刷できます。請願を選んだ場合は紹介議員欄を含む請願書、陳情を選んだ場合は陳情書として出力します。

会員登録は無料です。陳情・請願文書の作成は有料です (初回100円、2回目以降300円・税込)。

要望書と陳情書・請願書の違い

要望書は、行政や担当部署、学校、会社、自治会などに対して、 改善してほしいことや対応してほしいことを伝える文書として広く使われます。

一方で、議会に正式な形で意見や要望を届けたい場合は、 陳情書や請願書として提出する方法があります。 陳情書は紹介議員が不要な場合が多く、請願書は通常、紹介議員が必要です。

要望書の意味や書き方、陳情書との違いを詳しく知りたい方は、 要望書とは? も参考にしてください。

よくある質問

Q.陳情書・請願書には決まったテンプレート・フォーマットがありますか?

議会ごとに記入例や様式が示されている場合がありますが、全国で完全に統一されたテンプレートがあるわけではありません。 ただし、件名、要旨、理由、提出者情報など、共通して整理しておきたい項目があります。 議会ドットコムでは、これらの項目をもとに陳情書・請願書を作成できます。

Q.議会ドットコムでは陳情と請願で書式は違いますか?

はい。議会ドットコムでは、陳情と請願をそれぞれの書式で文書化します。 陳情では通常、紹介議員欄は表示されませんが、請願では紹介議員欄が表示されます。

Q.陳情・請願には何を書けばいいですか?

一般的には、表題、日付、宛名、件名、要旨、理由、提出者情報を書きます。 請願では通常、紹介議員欄も必要になります。

Q.件名・要旨・理由はどう書けばいいですか?

件名はテーマがわかるように簡潔に、要旨は求めることを短く、 理由は必要性や背景が伝わるように書くのが一般的です。

Q.陳情書はWordで作る必要がありますか?

必ずWordで作る必要はありません。 議会が指定する書式がある場合はそれに従い、指定がない場合は件名、要旨、理由、提出者情報などが整理されていれば、 PDFや印刷した文書として提出できる場合があります。

Q.紹介議員欄はいつ使いますか?

紹介議員欄は請願の場合に使用します。陳情では通常使いません。

Q.要望書と陳情書・請願書の違いは何ですか?

要望書は、行政や担当部署などに幅広く要望を伝える文書です。議会へ正式に意見や要望を届けたい場合は、陳情書や請願書として提出する方法があります。請願書では通常、紹介議員欄が必要です。

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書き方の全体像がわかったら、次は 「どうやって出すのか」「陳情と請願の違い」「例文」 を確認するとスムーズです。