陳情書・請願書のテンプレートをもとに、必要項目や件名・要旨・理由の書き方、作成手順をわかりやすく解説します。
書式は自治体によって異なる場合があるため、指定様式がある場合はそちらを優先してください。
議会ドットコムでは、共通ルールを踏まえつつ、
請願は請願書、陳情は陳情書としてそれぞれの書式で文書を作成しています。
陳情書は、紹介議員なしで議会に意見や要望を届けるための文書です。 請願書は、議員の紹介を受けて意見や要望を届けるための文書で、 紹介議員欄への記載が必要になります。
わかりやすい違いの一つは、紹介議員が必要かどうかです。 請願には紹介議員が必要ですが、陳情には必要ありません。 ただし、提出後の取扱い(審査・採決の有無など)は議会によって異なります。
陳情書・請願書には、全国で完全に統一された1つのテンプレートがあるわけではありません。 多くの場合、表題、日付、宛名、提出者情報、件名、要旨、理由を整理して書きます。 請願の場合は、これに加えて紹介議員欄が必要です。陳情の場合は、紹介議員欄は必要ありません。
下の見本画像と見比べながら、右側の①〜⑦の記入項目を確認できます。
陳情書も基本の構成は近いですが、陳情では紹介議員欄は表示されず、請願では紹介議員欄が表示されます。
表題は、文書が請願書か陳情書かを示す部分です。
議会ドットコムでは、請願なら「請願書」、陳情なら「陳情書」として出力されます。
提出日を記入する欄です。
印刷後に、令和○年○月○日 の形で記入します。
提出先の議会の議長名を記載します。
たとえば都議会なら「東京都議会議長 様」です。
提出者の住所・氏名・電話番号などを記載する欄です。
請願の場合は、紹介議員欄も表示されます。
何についての陳情・請願なのかを示す欄です。
詳しい書き方は「陳情書・請願書の書き方」で解説します。
「何を求めるのか」を書く欄です。
詳しい書き方は「陳情書・請願書の書き方」で解説します。
なぜその要望が必要なのかを書く欄です。
詳しい書き方は「陳情書・請願書の書き方」で解説します。
件名は、要望のテーマが一目で伝わるかどうかで読み手の理解速度が変わります。
テーマ(対象・場所)を具体的に書き、背景や理由は件名に含めないのがポイントです。目安は20〜30字程度です。
悪い例:「公園について」(何を求めているか分からない)
悪い例:「○○公園のトイレが古く汚れていて子どもも使いたがらないので改善してほしいことに関する請願」(長すぎる、理由が件名に混ざっている)
良い例:「○○公園トイレの改修に関する請願(陳情)」
要旨は、「何をしてほしいのか」を一文で伝える部分です。
「〜してください」で締め、複数の要望を一度に書かないのがポイントです。要望が複数ある場合は、要望ごとに文書を分けてください。
悪い例:「○○公園について色々改善してほしいです」(何をどう改善するのか分からない)
良い例:「○○公園のトイレを洋式化し、照明を増設してください。」
理由は、なぜその要望が必要なのかを説明する部分です。
感情や意見だけでなく、現状の事実・影響・背景をセットで書くと伝わりやすくなります。
悪い例:「汚くて使いたくないから」(感情のみで説得力が弱い)
良い例:「○○公園のトイレは和式のみで老朽化が進んでおり、高齢者や子育て世帯から改修を求める声が寄せられています。夜間は照明が少なく、防犯面の不安も指摘されています。」
紹介議員欄は請願の場合のみ必要で、陳情では使いません。
紹介議員は、請願の内容に賛同し、議会へ紹介する、提出先の議会に所属する議員です。
紹介議員欄には氏名や押印欄が設けられている場合がありますが、必要な記載内容や押印の取扱いは議会によって異なります。
依頼する際は、請願の趣旨・要旨・理由を説明し、紹介議員欄の記載方法も確認してください。
紹介議員の探し方や依頼の流れは、
紹介議員とは?
で詳しく解説しています。
件名・要旨・理由をあわせると、次のような文書になります。
件名:公園の安全対策に関する請願(陳情)
要旨:公園内の老朽化した遊具の点検と修繕を進めてください。
理由:利用者が多い公園で遊具の劣化が見られ、子どもが安心して遊べる環境を確保する必要があります。
テーマ別に完成した例文は、次のページで確認できます。 ここまでの書き方をもとに、AIで請願書・陳情書を作成することもできます。
書き方の基本を押さえていても、内容の整理や確認不足によって、 求めることが伝わりにくくなる場合があります。 ここでは、陳情書・請願書で起こりやすい失敗と改善のポイントを整理します。
一つの陳情書・請願書に、関連の薄い要望をいくつも詰め込むと、
何を優先して求めているのか分かりにくくなります。
要望ごとに文書を分けると、
内容を整理しやすく、議会にも趣旨が伝わりやすくなります。
件名に背景や経緯まで盛り込むと、
何を求める文書か一目で伝わりにくくなります。
「○○に関する陳情」のように、テーマが分かる短い表現にする
のがポイントです。
要旨と理由に同じ説明を繰り返すと、
文書が長くなり、内容の役割も分かりにくくなります。
要旨には「何を求めるか」、理由には「なぜ必要か」
を分けて書くと整理しやすくなります。
理由が感情や意見だけでは、
課題の状況や必要性が十分に伝わらない場合があります。
困っている事実、具体的な影響、改善が必要な背景
を添えると、内容が伝わりやすくなります。
請願書には、紹介議員欄への記入が必要です。
必要な記入や確認を済ませないまま提出しないよう注意してください。
紹介議員の探し方や依頼方法は、
紹介議員とは?
で詳しく解説しています。
陳情書・請願書は、件名・要旨・理由・提出者情報を整理して作成します。 Wordなどの文書作成ソフトで自分で作成することもできますが、項目の整理や書式の調整に手間がかかる場合があります。
議会ドットコムでは、要望内容を入力して請願または陳情を選ぶと、文章をそれぞれの書式に整え、PDFとして保存・印刷できます。請願を選んだ場合は紹介議員欄を含む請願書、陳情を選んだ場合は陳情書として出力します。
会員登録は無料です。陳情・請願文書の作成は有料です (初回100円、2回目以降300円・税込)。
要望書は、行政や担当部署、学校、会社、自治会などに対して、 改善してほしいことや対応してほしいことを伝える文書として広く使われます。
一方で、議会に正式な形で意見や要望を届けたい場合は、 陳情書や請願書として提出する方法があります。 陳情書は紹介議員が不要です。請願書には紹介議員が必要です。
要望書の意味や書き方、陳情書との違いを詳しく知りたい方は、 要望書とは? も参考にしてください。
議会ごとに記入例や様式が示されている場合がありますが、全国で完全に統一されたテンプレートがあるわけではありません。 ただし、件名、要旨、理由、提出者情報など、共通して整理しておきたい項目があります。 議会ドットコムでは、これらの項目をもとに陳情書・請願書を作成できます。
はい。議会ドットコムでは、陳情と請願をそれぞれの書式で作成します。陳情では紹介議員欄は表示されませんが、請願では紹介議員欄が表示されます。
一般的には、表題、日付、宛名、件名、要旨、理由、提出者情報を書きます。請願では紹介議員欄も必要になります。
件名はテーマがわかるように簡潔に、要旨は求めることを短く、 理由は必要性や背景が伝わるように書くのが一般的です。
必ずWordで作る必要はありません。議会が指定する書式がある場合はそれに従い、指定がない場合は件名、要旨、理由、提出者情報などが整理されていれば、PDFや印刷した文書として提出できる場合があります。
紹介議員欄は請願の場合に使用します。陳情では使いません。
要望書は、行政や担当部署などに幅広く要望を伝える文書です。議会へ正式に意見や要望を届けたい場合は、陳情書や請願書として提出する方法があります。請願書には紹介議員欄が必要です。
議会が指定する提出方法によりますが、多くの場合は印刷した書面での提出が基本です。窓口によっては、事前確認のうえPDF形式での提出に対応している場合もあります。提出前に、提出先議会の案内を確認してください。議会ドットコムでは、入力内容から陳情書・請願書をPDF形式で作成・保存できます。
本文部分はパソコンで作成しても構いませんが、氏名欄などは自筆での記入を求められる議会が多くあります。押印欄がある場合は、押印の要否も議会によって異なるため、提出先の案内を確認してください。
はい。件名、要旨、理由、提出者情報などの本文はパソコンで作成できます。議会ドットコムでは、入力した内容から請願書・陳情書のPDFを自動で作成できます。氏名欄など自筆が必要な部分は、印刷後に記入します。
多くの議会で、印刷した請願書・陳情書を窓口へ持参、または郵送する形での提出に対応しています。提出方法は議会によって異なるため、事前に提出先の案内を確認してください。
自治体や議会が指定様式(ひな形)を公開している場合は、そのひな形を使用してください。指定がない場合でも、件名・要旨・理由・提出者情報などを整理した一般的なひな形に沿って作成できます。議会ドットコムでは、入力内容からこのひな形に沿ったPDFを自動で作成できます。
はい、書式や必要事項は提出先の議会によって異なる場合があります。指定の書式がある場合はそれに従い、指定がない場合は件名・要旨・理由・提出者情報などが整理されていれば、一般的な書式で作成できます。提出前に、提出先議会の案内を確認してください。
議会ドットコムでは、入力内容から請願書・陳情書をPDF形式で保存できます。保存したPDFはレイアウトを保ったまま印刷できるように作成されるため、そのまま提出用の書面として利用できます。プリンターの設定によって余白が変わる場合があるため、印刷前に印刷プレビューで確認することをおすすめします。
書き方の全体像がわかったら、次は 「どうやって出すのか」「陳情と請願の違い」「例文」 を確認するとスムーズです。
ここまで読めば、必要な項目や書き方は理解できます。
AIを使えば、件名・要旨・理由を整理した請願書・陳情書をPDF形式で作成できます。